京都の健康食品店・代替療法普及センター「黒米母湯の悠悠」がお届けする、健康な暮らしと食生活についての情報です

トップ » 賢い患者になるためのABC(5)病気の効用を知る

オンラインショップバナー

« 賢い患者になるためのABC(4)「健康になりたい病気」にかからない | トップページへ | 賢い患者になるためのABC(6)老いを受け容れる »

賢い患者になるためのABC(5)病気の効用を知る (05)賢い患者になるためのABC・今中孝信先生)

私たちは誰でも病気になりたくないと考えています。特にバイキンに対して恐怖心を持っていますから、抗菌グッズが売れに売れているのです。ところが、健康に生きるためには、バイキンと仲良くしなければなりません。バイキンと共存することによって身体は強くなり、重い病気にかからなくてすむのです。

例えば、風邪はありふれたウイルス感染による病気です。インフルエンザは別にして、風邪を引くのは疲れていたり気落ちしているときが多いものです。これは免疫の力が落ちているためです。また、風邪にかかってしまった場合、病院で受診し薬を飲まれることが多いと思いますが、実は薬を飲んで熱とか咳を軽くすることはできますが早く治すことはできません。風邪は免疫(白血球)の働きで5~7日すれば治ります。治らない場合は、合併症を起こしている可能性があります。要するに、風邪の治療は休養が一番であり、休養することによって体力を回復することができるのです。ところが、風邪くらいと頑張りすぎますと、「万病の元」になるおそれがあります。

また、たくさんの方が苦しんでおられるアトピーとか花粉症などのアレルギーの病気と、バイキンの感染と関係があることがわかってきています。子どものときにバイキンを多く食べておくほうがアレルギーが少ないのです。昔はほとんどの子どもは青ばなを出していました。これは副鼻腔炎(蓄膿、ちくのう)にかかっていたためですが、当時は花粉症など皆無でした。

感染に対する免疫はバイキンをやっつける望ましい反応ですが、異物に対するアレルギーは望ましくない過剰な反応です。ところが身体の仕組みからいえば同じ反応なのです。そのため感染を繰り返しますと、免疫組織が相手をみて適度に反応することを学習するのです。これが感染によってアレルギーが少なくなる理由です。したがって、バイキンが一概に悪いとはいえず、常に清潔であることは子どもにとって仇(あだ)となるのです。

最近はストレスが原因の病気が増えていますが、ストレスが身体の病気となって現れる心身症もそうです。作家の夏樹静子さんの腰痛体験記が話題になっていますが、心身症はいろいろな病気の原因になります。無理な生き方に対する身体の警報と受け取り、生き方をかえることができれば全快し、そのままの生活を続ければなったかもしれない大きな病気を免れることにもなります。このように、病気は悪いことばかりでなく、いろいろな効用があることを知る必要があります。
(つづく)

2005年01月15日 2005年01月15日 11:58

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.kurogome.jp/cgi-bin/mt/kg-trb.cgi/87

この記事へのコメント

ご意見ご感想はこちらから




保存しますか?